ALFREDO GIANOTTI
- Milano
- 1975
- 12179
【製作者について】
アルフレッド・ジアノッティ(1915-1991)は、イタリアのミラノ北部に位置するデージオにて誕生した。木工職人としての訓練を受け、第二次世界大戦中にアメリカ収容所に収監されていた際に賭けの一環として最初のバイオリンを製作されたとされている。戦後も趣味としてバイオリン製作を続けていたが、1950年代より本格的にバイオリン製作を学び始める。彼の作品は非常に良く工作が施されており、美しいニスと音の響きが特徴であった。1966年からはバイオリン製作に専念し、彼の楽器は様々なコンクールにて受賞をしている。
【スタッフの試奏レビュー】
音の立ち上がりの反応が良く、くっきりと際立った輪郭で豊かな音楽表現ができるのが魅力のチェロ。どちらかといえば明るくブライトな印象の音色だが、ロマンチックな表現も得意とする。音の粒がはっきりとしているため、アップテンポの難易度の高い曲から細かいニュアンスの複雑なロマン曲まで幅広い楽曲に対応できる。低音から高音まで申し分のない響きで、演奏を一段階上のレベルへと引き上げてくれる名器である事イチ押しの一挺。(担当;中島)
下倉バイオリン
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