VINCENZO SANNINO
- Napoli
- 1904
- No.2620
VINCENZO SANNINO(ヴィンチェンツォ・サンニーノ)
b.1879~d.1969
Vincenzo Sanninoは当初、地元の音楽院でバイオリニストとして訓練を受ける。楽器製作は独学で技術を習得したと考えられるが、初期の作品にはGiovanni Tedescoの作風と類似点が見られることから大きな影響を受けたと考えられる。Sanninoの作品は特徴的が多様ではあるが、あまり優れていない楽器も存在しTedesco、Desiato、そして義理の息子Vincenzo D’Aria の楽器が、時にSanninoの作品として世に出たこともあった。
ドイツの楽器商Fridolin Hammaのイタリア楽器買い付けに通訳として同行した際に見識が広がり、ナポリだけでなくイタリアの伝統的な様々なモデルからインスピレーションを得るようになる。
Vincenzo Sanninoの作品の特徴的な要素は、ヘッドは繊細な渦巻きが目の高い位置で終わっており、ペグボックスは細長く中央部分がかなり暗い色で形成されいる事が多い。f字孔は細長く楕円形の穴と比較的幅広で少し波打つ翼を持っており、ニスは細かい質感でしばしば最初から古色仕上げがされている。
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